車いす向けリフォーム

A様邸

Before

After

所在地浜松市中区上浅田
家族構成1人
施工面積55.0平方メートル
費用550万円
工期1.5ヶ月
リフォーム箇所1階全面リフォーム

弊社プランニング&施工のポイント

すり足歩行という障害をおもちのA様からのご依頼は、『車椅子生活になったとしても、自立した生活を続けることができるように』ということでした。車椅子でも使いやすいキッチン、トイレ、洗面台。移動が楽であることを第一に考えました。施設のように機能ばかりを追求するのではなく、明るく楽しさがある住空間になるよう心がけました。
キッチンにおいてはTOTOのクラッソA型キッチンを採用。コンロの右側にペニンシュラ型のダイニング用カウンターを造作。それにより横移動が最小限となり食事の準備・配膳・食事・片付けがスムーズに。
家全体の動線は車椅子移動ということを留意し大きなカーブで曲がれるよう設計。曲がり角のある狭い廊下をなくし、十分な広さのあるサニタリールームが実現。車椅子でサニタリーを回転することで洗濯・洗面・トイレ・入浴の行為に移れるシンプルな動線がポイント。建具は開口を広く取れる引戸に。

【便利】寝室の横がサニタリールームというレイアウトなので朝の洗顔、トイレ、就寝前の入浴などが便利に。間取り変更により車椅子の回転が十分できる広さが確保できました。

【快適性】開口部が広く取れる3連動引戸や、明り取りの付いた大型引戸により 車椅子の移動がスムーズに。普段はオープンに開け放しワンフロアで暮らせるイメージとしました。
握りやすいよう手掛けはハンドル型に。

【安全・安心】以前は トイレ、風呂 寝室に段差がありましたがリフォームでバリアフリーに。すり足歩行でも安心です。車椅子では、横の移動が不可能なので、回転運動 曲線をえがいた前進・後退運動で次のアクションへ移れるようなスペースと設備機器のレイアウトに。

【省エネ】玄関ポーチ・ホール・サニタリールームなどを人感センサー付きライトにすることにより便利で省エネができるようになりました。間取り変更により、狭く暗い部分がなくなり通風・採光もとれるようになりました。

お客様の声

●キッチン
L型ではシンクに向かうと背面になってしまうコンロにもA型ではほとんど移動せずに火加減を確認することができます。コンロのすぐとなりがダイニングテーブルになっているのでお鍋も 楽に運べます。
●家全体
出入り口の開口部を大きくし 引戸を多用したのでとても広々とした感じがします。狭く暗い廊下がなくなってすっきりしました。ベンチのあるユニットバスはとても快適にシャンプーや体の洗浄ができます。浴室から椅子が消えたので足元も広くなり歩行が楽にできます。